繁華街に「人気ホテル」計画浮上 東京都内の運営会社が土地取得 「にぎわいにつながる」と期待の声も
長野市の繁華街に浮上したホテル計画です。ビジネスホテルなどを展開する都内の会社がアーケード沿いの土地を取得したことが分かりました。商店街からは「にぎわいにつながる」と期待の声も上がっています。
■長野市の繁華街・権堂に
長野市の権堂アーケード。長野大通り側ではー。 (記者リポート) 「もともとパチンコ店などが入る建物がありましたが、この場所でホテルの建設計画が浮上しています」 登記簿によりますと、土地は都内の不動産会社が更地にし、2023年12月にホテルや寮の事業を手掛ける「共立メンテナンス」が取得しました。
大浴場や夜鳴きそばの無料サービスが人気のビジネスホテル「ドーミーイン」や、全館畳敷きの和風ブランド「御宿 野乃」などを展開していて、県内でも長野市と松本市で3つのホテルを運営しています。 NBSの取材に対し、共立メンテナンスは、「ホテル建設予定地として土地を取得した。具体的な内容については、計画検討中のため回答は控える」としています。
■善光寺にも徒歩で行ける距離
商店街の利用者はー。 長野市(50代): 「知らなかったです。(商店街も)寂しいので人が来てくれるといいと思うが治安とかどうなるか」 長野市(80代): 「ここのところはそんなにホテルはないからあっていいと思う。それ(ホテル)によってにぎやかになればいい」 アーケードの近くで17階建ての分譲マンションの建設も進む権堂。 予定地は長電・権堂駅に近く、善光寺も徒歩で行ける距離にあり、インバウンド客など旅行需要を取り込む狙いもあるとみられます。
■「にぎわいにつながる」
新たに浮上したホテルの計画に、商店街の関係者も「にぎわいにつながる」と期待を寄せています。 衣料品店「紅久」・渡辺晃司さん: 「ビジネスホテルが来ることは、われわれとしては非常に歓迎なので、3年間のコロナはかなりの痛手で昼も夜も人通りが減っちゃったけど、いろいろなものができて、また活気が戻っくることを期待している」 人気のホテルが繁華街に進出するのか。今後の計画が注目されます。