シリーズ「こどものミライ」小学生が“小さな保育士”に 一緒に遊んだりお世話をしたり 職業体験で園児と交流 福岡
FBS福岡放送
シリーズでお伝えしている「こどものミライ」です。北九州市の小学生たちが「小さな保育士」になって、園児と交流しました。
29日午前、北九州市戸畑区の牧山保育園を訪れたのは、近くの牧山小学校の5年生11人です。 5年生たちは、園児たちと交流しながら保育士の仕事を体験する授業に参加します。 ■園長 「赤ちゃんの部屋から行きましょうか。大きな声を出すとびっくりするかもしれないので、そーっと。」
まずは、年齢別に園児たちが分かれている教室を見学しました。 ■子どもたち 「おはようございます。」 次に、年長さんの部屋を訪れました。小学生たちは「小さな保育士」として園児とペアを組んで遊びます。
■小学校教諭 「5年生がお手本でしてあげたら。」 もみ殻付きのお米にボールをこすりつけて玄米にする作業を、一緒に体験します。 ■小学生 「順番、順番。順番待とう。」 互いに楽しみながら作業に取り組みました。
こちらのブロック遊びでは「小さな保育士」がパーツを探すのをサポートします。 ■園児 「オレンジある。」 ■小学生 「黄色もあるよ。」 この職業体験は、自分より幼い子どもたちの世話をしたり遊んだりすることで、保育士という仕事を知ってもらうおうというもので、総合的な学習の一つです。 ■牧山小学校・高塚幸一教諭 「小さい子と触れ合うことで、保育士をはじめ、いろんな職業に興味を持っていく。5年生6年生で職業、就職について考えていくというのが始まっていきます。」
一方、お姉ちゃん・お兄ちゃんと接した園児たち。保育園側は、卒園後のスムーズな小学校生活につながることを期待しています。 ■園児 「楽しかった。(小学校が)楽しみ。」 「一緒に遊んで楽しかった。」
職業体験をした5年生たちは。 ■5年生(卒園生) 「かわいかったです。」 「難しかったです。」 「園児に合わせるというのが難しかったです。」 「楽しかったし、保育士の体験をできたのでよかったです。学校は楽しいよ、みたいな感じで迎えたい。」 お姉ちゃんお兄ちゃんとして思いやりの気持ちを持ち、園児たちと触れ合った小さな保育士たち。今後、地域での防災訓練や園児たちの小学校訪問などでも、交流を深めていく予定だということです。