ビックカメラ、オートバックス、バイク王など大手小売店が次々と電動キックボードの取扱い開始
バックミラー標準装備のお手軽キックボード「Meister F」
オートバックスが販売している「Meister F」は7万9800円(税込み)というリーズナブルな価格に加えて、キャリーバッグやフロントバッグ、ヘルメット等オプションパーツも豊富に用意されており、日常の足としてちょうどいい、使い勝手のいい製品である。 また、一般的な特定小型原付モデルでは搭載されることの少ない「バックミラー」を標準搭載しているため、後方の安全確認がしやすい点も魅力的だ。 さらに、東名阪を中心に展開する自転車販売店「ダイワサイクル」と修理業務を提携しており、持ち込み修理が可能であるため、買った後の維持も含めて安心して乗れるのも嬉しいポイントと言えるだろう。 【主要諸元 FUGU INNOVATIONS JAPAN Meister F】 全長×全幅×全高:1140×590×1430mm (折りたたみ時):1230×590×500mm 重量:16.5kg 耐荷重:90kg 歩道走行モード対応:あり モーター:250W 航続距離:30km 充電時間:5.5時間 タイヤサイズ:8.5インチ 防水性能:- 本体価格:7万9800円
唯一無二の回生ブレーキ搭載車「KS6 PRO」
オートバックスとバイク王が販売している「KS6 PRO」は、もともと一般原付規格で売られている「KS5 PRO」を、2023年7月に新設された“免許不要の電動キックボード”規格である「特定小型原付」の基準に合わせて、細かいスペックや装備を調整したモデルだ。 一般原付モデル同様、ブレーキは前輪にドラムブレーキと後輪にディスクブレーキ+電子ブレーキを搭載し、後輪には回生ブレーキ機構を備えている点が大きな特徴だ。このシステムによってエネルギーを回収し、航続距離を伸ばすことができる。カタログスペックの航続距離は60kmとなっている。 また、10インチタイヤの採用とフロントサスペンションの搭載により、比較的安定した走行が可能で、高強度アルミフレーム使用で耐荷重は110kg、防水レベルはIPX4仕様となるため、雨天時の使用は厳しいがちょっと水がかかってしまう程度なら問題ないようだ。 ちなみに、500Wモーターにより登坂能力15度を確保されているため、前述の回生ブレーキ機構と合わせ、ちょっとした街乗りから坂道まで、幅広い用途に使えるモデルと言えるだろう。 国交省制定の免許不要な電動キックボードなどの保安基準を審査する制度「性能等確認制度」をクリアしているので、保安基準適合モデルとして安心して購入できる。 気になる価格は、19万8000円とハイエンドモデルらしい値段だが、500Wモーターに加えて回生ブレーキを備えている点を考慮すれば、コスパに優れていると言えそうだ。 【主要諸元 YADEA KS6 PRO】 全長×全幅×全高:1192×520×1258mm (折りたたみ時):1192×520×604mm 重量:22kg 耐荷重:110kg ブレーキ:前輪ドラムブレーキ、後輪ディスク+電動ブレーキ 歩道走行モード対応:あり バッテリー:リチウムイオン(36V・15.6Ah) モーター:500W 航続距離:60km 充電時間:8~9時間 タイヤサイズ:10インチ 防水性能:IPX4 本体価格:19万8000円