メジャー3年目で初! 鈴木誠也が“代打での一発”に雄たけび上げる! 12試合ぶり同点2ラン「素晴らしいこと」指揮官も賛辞
カブスの鈴木誠也が現地時間5月30日(日本時間31日)、敵地アメリカンファミリー・フィールドで行われたブルワーズ戦で7回に代打で途中出場し、左中間席へ12試合ぶりの5号2ランを放った。9回一死一塁で迎えた第2打席は右飛に倒れ、2打数1安打2打点で打率は.258となっている。 【動画】鈴木誠也が代打で同点2ラン!雄たけびを上げてベースを一周 1-3で迎えた7回だった。この日は休養でベンチスタートだった鈴木は一死一塁で代打で登場し、カウント1-1からブライアン・ハドソンの138キロのカットボールを捉えると、打球は左中間席の最前列に飛び込んだ。打球速度165キロ、飛距離118メートル。鈴木は一発を確信し、雄たけびを上げた。 このシーンを各現地メディアも映像を添えてXに投稿した。『Cubs Zone』は「セイヤ・スズキが代打で同点ホームラン」と伝え、『Marquee Sports Network』は「セイヤ・スズキのキャリア初の代打本塁打で同点!」と、メジャー3年目で初めての代打本塁打として紹介している。 試合は両チーム点の取り合いとなり、カブスは7回に勝ち越しを許したものの、8回はクリストファー・モレルのソロで再び同点。しかし今度はゲーリー・サンチェスに2ランを浴びてブルワーズに4-6で競り負けた。カブスは借金「1」となっている。 カブスはこの日、鈴木とモレル、初回はコディ・ベリンジャーにも一発が飛び出し、1試合に3本の本塁打が生まれた。米メディア『MLB.com』のジョーイ・ポリッツェ記者は、4月27日以降、チーム打率.206と低迷していた打線にとって「3本のホームランは良い兆し」であると伝えている。 また、記事の中で鈴木のコメントも紹介され、それによると「試合ごとに少しずつパフォーマンスが良くなってきているように感じます。一番大切なのは粘り強く続けることだと思います」と語ったという。 クレイグ・カウンセル監督は鈴木について「セイヤが大きなスイングをしたのは素晴らしいことだ」と称えている。 鈴木は4月の打率.340と好調だったが、5月の打率は2割台前半まで下がった。低迷していた打撃がこれをきっかけに再び爆発し始めるか。敗戦の中で一筋の光が見え始めた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]