【初めての山歩きハウツー】アウトドアスタイル・クリエイター四角友里さんに教わる「クウネル世代の山歩きの楽しみ方」
山歩きの楽しみ2:麓の店に立ち寄る
登って下りることだけが山歩きではありません。友里さんはよく「山旅」と表現されていて、この日背負っているオリジナルブランドのリュックにも〈YAMATABI〉という名前がついています。 「麓の街を含めて歩くのが私にとっての山歩き。旅のイメージです。そこに暮らす方とお話するのも楽しいですし、その土地ならではの歴史や文化、食べ物にも惹かれますね。今日は北鎌倉の『御菓子司 こまき』さんにまず寄ってから山に入ろうかと」
山歩きの楽しみ3:山でのごちそうタイム
自他ともに認める食いしん坊の友里さん。もうひとつの楽しみは、山の中でおいしいものを食べること。こんな楽しみ方なら、さらに頻繁に山に行きたくなりますね。 「山の計画はいつもおいしいものとセットで。むしろ、あそこの店のこれを食べたいからあの山に登ろうと計画しているかも(笑)」 次に、山歩きを始める際に準備したいアイテムとそのポイントについて、アドバイスをもらいました。
山歩きの準備1:シューズ
歩き慣れない山道を最後まで安全に歩くために、まず準備したいのが山用のトレッキングシューズです。 「街で履くようなスニーカーに比べ、トレッキング用のシューズはソールが滑りにくくなっていたりと怪我を防いでくれます。シューズは専門店でアドバイスをもらいながら選ぶといいですね。ちなみに今日履いている『KEEN』のシューズは、踵や足首を固定してくれながら履き心地は軽やか。デザインも豊富でお気に入りを見つけやすいですよ」 『KEEN』<TARGHEEⅡ MID WP>20,900円 米国発の人気アウトドアシューズブラン『KEEN』のデイハイク向けのロングセラーモデル。足首へのサポート性を高める立体成形型ヒールロックや独自の防水透湿素材を採用。
山歩きの準備2:ウエア
山専用のウエアを揃えなければと思いがちですが、そこで山歩きを始めるハードルが上がってしまうのも確か。 「初心者におすすめの鎌倉のような低い山なら、汗が乾きやすい化繊やウール素材を選び、体温調節で脱ぎ着がしやすいよう重ね着をすればOK。帽子は日除けになるハットタイプや冬ならニット帽、私が愛用するのはベレータイプ。山歩きの前後に街散策も楽しみたいので、いかにも登山服ではない自分らしいおしゃれも楽しみたいなと思っています」