「自分自身に満足している」こども・若者 日本は他国より低い現実
何に満足感を得れば生活満足度=人生全体の幸福感を高められるのか。 日本、アメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデンの5か国でそれぞれ満13歳から満29歳までのおよそ1000人の男女に行った調査結果のグラフを示している。 それによると5か国いずれでも「自分への満足度」が生活満足度に最もつながっている事が分かる。特に日本ではその傾向が強い。 ちなみにフランスでは「自国社会への満足度」。アメリカでは「学校生活の満足度」もそれぞれ生活満足度とのつながりが強いことが分かる。
それでは日本で自分に満足している人はどのくらいいるのか。 同じく5か国での調査結果のグラフを示している。 「自分自身に満足している」と回答した割合は日本では16.9%。これはアメリカやフランスなどの半分以下で、5か国中最も低い。 逆に「自分に満足していると思わない」と回答した割合が日本では17.2%と5か国中最も高くなっている。 日本で「自分自身に満足している」と回答した割合は、前回2018年の調査より6.5%上昇してはいるが依然として他国に比べて低い状況なのだ。
この生活満足度などについての国際比較調査については21日、閣議決定された「こども白書」に詳しく書かれている。