祖母宅からもう存在しない銀行名の通帳が出てきました。預金は保護されているのでしょうか?
「祖母の家からもう存在しない銀行名の通帳が出てきたけど、お金は引き出せる?」「祖母が亡くなっていた場合は?」といった疑問を持つ人もいるでしょう。合併やグループ再編によって銀行名が変わっていても、預金は保護されていて、相続も可能です。 本記事では、今は存在しない銀行名の通帳が出てきた場合の預金の取り扱い方について解説します。現在の銀行名を知りたい、相続の手続き方法を知りたい人は参考にしてください。 ▼実家で子ども時代の「通帳」を発見! 引き出しは可能なの?
今は存在しない銀行の通帳が見つかったときの対処法
祖母の家から存在しない銀行名の通帳が出てきた場合、現在はどの銀行名になっているのか、預金口座の状態がどうなっているか不明であるケースが多いです。平成以降、銀行の合併やグループ再編などにより、銀行名が大きく変わりました。 古い銀行名の通帳が出てきた場合、口座の現状を把握する必要があります。どのように現状を把握すればよいか、調べる際は参考にしてください。 ■店番・店名の確認 合併やグループ再編などにより今はもう存在しない銀行の場合、店番や店名が変わっている可能性もあります。現在の銀行名が分かる場合は、ホームページ等で現在の店番・店名を確認しましょう。 現在の銀行名が分からない場合は、一般社団法人全国銀行協会の「平成元年以降の提携・合併リスト」や「銀行変遷史データベース」を用いて現在の銀行名を検索できます。 取引支店がなくなっている場合、近い支店が業務を引き継いでいる可能性が高いです。その支店に連絡し、どこで手続きすればよいか確認するとよいでしょう。 ■休眠口座になっている可能性 使われていない口座は、10年以上取引がないと休眠口座になります。普通預金のほか、定期預金、貯金、定期積立なども対象です。休眠口座になっていても、お金を引き出すことは可能です。ATMではなく窓口にて取引しましょう。 休眠口座からお金を引き出す際の期限はありません。いつでも引き出せるため、通帳が見つかり次第、現在の銀行名や支店を確認して確認しましょう。