上司から頼まれ「急いで」書類を届けることに!タクシーよりも「バイク便」や「自転車便」の方が安くて速いって本当?
「出先で、会議に必要な書類を忘れてきたことに気づいたため、すぐに届けてほしい!」など、早急に書類を届けるよう上司から頼まれた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 急ぎで書類を届けたい場合、タクシーに乗って自身で届けることもできますが、バイク便・自転車便を利用するという手段もあります。タクシーで届けるのと、バイク便・自転車便を利用するのとではどちらが安く早く届けられるのか調べてみました。
バイク便・自転車便ってどんなサービス?
バイク便・自転車便は、バイクや自転車を使って急ぎで荷物を配送してくれるサービスです。サービスによって異なりますが、東京都の都心部内であれば、集荷から30分~90分程度で荷物を届けてくれる場合もあります。 料金の相場や、タクシーを利用するよりもお得なのかについてご紹介します。 ◆バイク便・自転車便の料金はどのくらい? バイク便・自転車便の料金はどのくらいなのでしょうか。 バイク便・自転車便の配送業者は複数ありますが、東京都の都心部で配送を行っている配送業者の価格相場は1キロメートル当たり、およそ1000円~でした。料金設定は対象地区内であれば一律(2000円ほど)だったり、1キロメートルごとに金額が加算されたりなど、さまざまです。 また、荷物を受け取る際に配達員が待機する場合「待機料金」が発生したり、休日は「割増料金」が発生したりする場合もあるので注意が必要です。 どのくらいの距離を運ぶか、どのくらいの時間で届けたいかによって、どの配送業者を選ぶとお得かは変わってきます。バイク便・自転車便を利用したい場合は、各社のサービス内容や料金を比較検討することがおすすめです。 ◆タクシーを利用するよりも安いの? バイク便・自転車便とタクシーではどちらが安くなるのでしょうか。一般社団法人東京都個人タクシー協会によると、東京都23区内の一般的なタクシー代は、下記の通りです。 ・初乗(1.096キロメートルまで) :500円 ・加算(255メートル増えるごとに):100円 タクシーに乗って届けに行く場合、行きだけでなく帰りのタクシー代も発生します。初乗り料金で往復できる程度の近距離であれば、配車料金を含めてもタクシーの方が費用を安くおさえられる可能性が高そうです。 しかし、例えばバイク便・自転車便(一律2200円と仮定)とタクシーで、10キロメートル距離の離れた場所に荷物を運ぶ場合の価格は下記のようになります。 ・バイク便・自転車便:2200円 ・タクシー:約7984円 タクシーは往復なので20キロメートル分の料金になり、バイク便・自転車便を利用する方が約5784円安いという計算になります。届け先への距離が遠いほど、バイク便・自転車便の方が費用面は安くおさえられる傾向がみられます。 また、タクシーで届ける場合は、届けるスタッフが仕事を中断しなくてはならないという負担も考慮しなくてはなりません。ただし、バイク便・自動車便は配送エリアが限定されるといった問題もあるので、そのときの状況に適した手段を検討するといいでしょう。