元さくら学院 武藤彩未が挑戦したソロ10周年の初写真集「水着になる緊張感は大きかった」
一番大きかったのは水着になることへの緊張感
──武藤さん自身のこだわりも、撮影に反映されているのだとか? 武藤 そうなんですよ。やっている音楽もそうなんですけど、もともと懐かしいレトロなテイストが好きなので、そこは写真集でも反映させたくて。そこで撮影は都内だけじゃなく、広島の尾道でも行うことにしました。街全体に和の雰囲気があふれていて、商店街とか旅館とかもホッと落ち着く光景なんですよね。 ──撮影中、特に印象に残ったことは? 武藤 やっぱり一番大きかったのは、初めて水着になることへの緊張感でしたね。そもそも普段から海とかも行かないので、そういう格好に慣れていないんですよ。撮影が始まっても、どんな様子で立っていればいいのかもわからないし、ソワソワしちゃって……。でも、なんだか懐かしい気持ちもありました。 私の場合、小学生とか中学生のうちからいろんな経験をさせてもらっていたので、この年齢になると「初めてのお仕事に挑戦する」という機会も少なくなっていたんですよ。そういう意味では刺激的というか、久しぶりに本気でドキドキできた感覚はあります。 ──この写真集がきっかけとなり、これまでアイドルやアーティストとして活躍してきた武藤さんを知らない層にもアピールできるのでは? 武藤 そうなれば、本当にうれしいです! 今まで見せてこなかった大人な姿も収められているし、かと思えばはしゃいでいるようなカットもあって、いろんな私が表現できているという自信はありますね。 ──確かに表情が楽しそうで、すごく生き生きしているところが印象的でした。 武藤 最初の緊張が吹っ飛ぶくらい、撮影自体は楽しく進みましたね。……あっ、そうそう! この写真集の中には、昔から私を知っている方ならニヤリとしちゃうところも隠されています。ヒントは古本屋さんの中でのカット! ぜひ探してみてください(笑)。 (取材・文/小野田衛)
小野田 衛