クスリのアオキ、徳島に年内にも初進出 徳島市で大型ドラッグストアオープン
全国にドラッグストアを展開する「クスリのアオキ」(石川県)が、徳島県に進出する。徳島市北島田町2に食品などを扱う大型のドラッグストアを2025年中にもオープンさせる。 ハンバーガーショップ「BRISK STAND」が四国初上陸 徳島市川内町のグランピング複合施設にオープン 出店場所は県道徳島引田線沿いの約1万平方メートル。昨年11月下旬から造成工事が行われている。持ち株会社のクスリのアオキホールディングス(HD)は取材に対し「オープン日が決まっていないので取材には答えられない」としている。 クスリのアオキは12月10日現在、北陸、関東、中部など25府県にドラッグストア、スーパー、調剤専門薬局を計977店展開している。24年5月期の連結売上高は4368億7500万円、純利益は123億700万円。 3月には愛媛県で食品スーパーを15店運営するママイの株式を33・4%取得(後に吸収合併)し、四国に初進出した。ママイのスーパー・フレッシュバリュー3店舗を、食品を扱う「クスリのアオキ」に改装してオープンさせている。さらに3店舗を改装のため1月20日から休業する。 7月には香川県でスーパー7店を経営するムーミーとの間で、事業譲渡契約を結び、同県に進出した。今後、各店の改装を予定している。 クスリのアオキは1869年創業で、業界でも長い歴史を持つ。近年は生鮮食品の品ぞろえを強化した店の出店や、進出した地域で集中的に出店するドミナント戦略に力を入れている。