丹波市役所本庁舎＝丹波市氷上町成松

　任期満了に伴う兵庫県丹波市長選（１１月１０日告示、１７日投開票）に、元兵庫県職員で農業の岩崎政義氏（６９）が２３日、無所属で立候補することを表明した。 【写真】立候補を表明した岩崎政義氏 　同市柏原町出身。篠山産業高校を卒業後、県職員となり豊岡、加東市などの土木事務所で勤務。定年退職後、柏原土地改良区第３工区推進委員会長や自治会長などを務めた。２０１６年と２０年の市長選でも立候補したが落選した。 　岩崎氏は「８年前、日本を守るために憲法９条を改正しなければと思い、政治家を志した。今回も同じ気持ち」と説明。市民向けの政策では、基幹道路の歩道整備や女性副市長の登用、新しい市庁舎の計画推進、原発事故に備えた安定ヨウ素剤の備蓄などを掲げる。 　丹波市長選にはこれまで岩崎氏を含む新人４人と現職の計５人が立候補を表明。３人が立った１２年と２０年の市長選を上回り、過去最多となる公算が大きくなっている。（那谷享平）