何食わぬ顔で毛づくろいをしたり、爪とぎをしたり。猫が「失敗したときに見せる行動」の理由|獣医師解説
猫は何か失敗をしたときに、隠したりごまかしたりするものなのでしょうか? 【写真】キャットタワーでリラックス中の茶トラ
【調査】愛猫は失敗を隠そうとしたり、ごまかしたりする?
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん212名に「愛猫が失敗したことを隠そうとしたり、失敗した後に何気ない雰囲気でごまかそうとすることがあるか」どうか、アンケート調査をしました。すると、今回の調査では飼い主さんの約6割が該当する結果に。 では、猫はどのような失敗をして、どのようにごまかしたりすることがあるのでしょうか。飼い主さんたちから寄せられた体験談を紹介します。
毛づくろいをする
「カウンターから落ちそうになったとき、必死に毛づくろいしてた」 「飛び乗ろうとして失敗し、毛づくろいをする」 「猫じゃらしに飛びつこうとして失敗すると、何気ない様子で毛づくろいをしてごまかします」 「いたずらや遊びの最中に壁に激突したりしたとき、とっさに毛づくろいして『何でもないですよ』という空気を出す。いたずらしようとする前に気づかれたときは、『バレなかったぜ』と言わんばかりに、しっぽをピンとフリフリしながらいなくなる」
爪をとぐ
「猫じゃらしなどをキャッチし損ねたとき、近くにあるものや私の足で爪とぎをし始める」 「遊びで興奮してキャットタワーに駆け登ろうとして、足を踏み外して落ちた。何もなかったかのような顔で可愛い声で鳴きながら駆け寄ってきて、スリッパで爪をといでいた」 「猫タワーに登ろうとして失敗したときに、ごまかすようにタワーの下の爪とぎでバリバリしますね(笑) 目が合うと知らん顔でタワーから離れて、オモチャを前足でちょいちょいとやってます」
素知らぬ顔をする
「ジャンプ失敗時、何食わぬ顔でその場を去ります」 「悪さをしたあと、いかにも『自分ではない』という感じでいます」 「台に飛び移ろうとして失敗して落ちたときに、慌てながらも普通に歩いて行こうとした」 「おトイレにまつわる粗相をしてしまった後。恥ずかしいのか、気まずいのか何なのか、ソファの下に隠れて5分くらいすると、何もなかったような素知らぬ顔で出てきます」 「飛び乗ろうとしたら落ちてしまったけれど、ちょうどそこにあったオモチャで急にじゃれ始めて走り回ったとき」 「高い場所にジャンプしようとして失敗し落下。『別に登ろうとしてませんよ~』というような顔で、何事もなかったかのように別部屋に行った」