先制点を喜ぶ日本代表の選手たち(C)三浦彩乃

【サッカー日本代表・ニュース】サッカー日本代表は21日、2026年W杯アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦した。

先制点はあっという間に生まれた。 試合開始からわずか2分、左SB伊藤洋輝のフィードが送り、前田大然と上田綺世が粘りエリア内に入り込む。そのボールを田中碧が左足で上げ、堂安律が頭で折り返し、南野拓実がボレーシュート。これはミートしなかったが、そのこぼれ球に堂安がすぐに反応しマイナス方向にパス。これを田中が蹴り込み、いきなり先制点が生まれた。 早々にリードを得た日本代表は攻勢の手を緩めることなく追加点を目指した。しかし、ボランチの位置からエリア内に入っていった守田英正のシュートは枠を外れ、堂安のボレーシュートはGKの正面を突いた。 その後は相手GKのパントキックからロングカウンターでゴールに迫られるシーンはあったが、ここは町田浩樹が冷静に対応してチャンスは作らせない。反対に、43分にショートカウンターから南野、上田と絡み作り出した1対1を堂安が決め切れず、1-0での折り返しとなったが、ペースを握ったまま前半を終えた。 後半は立ち上がりから動きの激しい展開となる。ファーストプレーでピンチを招き、ゴールネットを揺らされるも、その前のプレーでファウルがあり難を逃れると、51分にはビッグチャンス。左サイドを前田が破り入れたクロスに上田が合わせるも、これは枠を外れた。 ただ、北朝鮮の出足の鋭さと勢いは衰えることなく、後半は攻め込まれる時間帯が増えていく。それでも、ゴール前での集中力は切らさずに、残り20分を切ってからは3バックのシステムに移行。谷口彰悟や橋岡大樹を入れ、最終ラインを固めた。 そのまま4分のアディショナルタイムも無失点で終え、3連勝で2次予選突破に王手をかけた。