【日本ダービー】シンエンペラー坂井〝無念〟3着 秋は凱旋門賞挑戦プラン 藤田オーナー「もちろん行きます」
[GⅠ日本ダービー=2024年5月26日(日曜)3歳、東京競馬場・芝2400メートル] シンエンペラーは中団追走から直線脚を伸ばしたが、展開利もあった上位2頭には届かず、3着に浮上するのが精一杯だった。外国産馬初のダービー制覇はならなかった。 坂井は「スローペースになると思っていたのでなるべく前を取りたかったんですが、ゲートのタイミングが合わずあの位置になりました。直線も最後まで止まらずに脚を使っています」とポジショニングを敗因に挙げ、「状態が良かっただけに悔しいです」と無念の表情でレースを振り返った。 ただ、凱旋門賞馬ソットサスの全弟という良血馬らしい素質の高さは示した。レース後の矢作師は「オーナーと相談してですが、凱旋門賞(10月6日=パリロンシャン競馬場)に行きたいと思っています。十分勝負になると思う」と兄が制した最高峰レースへの調整を表明。この発言に対し、オーナーの藤田晋氏もXで「もちろん行きますよ」と反応し、海外挑戦へ意欲を見せた。 本番へ向けては9月14日のGⅠアイリッシュチャンピオンS(レパーズタウン競馬場)からの転戦も視野に入っている。
東スポ競馬編集部