美容家・石井美保さん「円満な関係を保つ秘訣は理想や要望を押しつけず相手を上手に仕向けること」｜石井美保の美になる話。
パートナーとより良い関係を築くには？
相手を変えようと思わない！まず、自分が変わること パートナーとの関係性は、相手あってのことなので自分だけではコントロールできないもの。相手とは性差もあれば育った環境や価値観も違う、全く別の人間。だから自分の考えだけで独善的に動いたり、自分の理想を一方的に相手に押しつけたりすると、関係がうまく行かなくなる原因に。 【写真3枚】この記事で紹介した、石井美保さんおすすめの今月の推しコスメの写真はこちらからチェック！ 円満な関係を保つ秘訣は、自分の理想論を相手に押しつけるのではなく、自分の中の理想に近づくように、相手を上手に仕向けること。自分の感情を先行させて相手を責めたり、ああしてこうしてと訴えるよりも、自分が望む形に相手をもっていくために、「“自分が”どう立ち回るべきか？」を賢く考えてこそ、良い関係性が築けます。 私自身も経験がありますが、関係がうまく行かないと、「どうやったら相手は変わってくれるんだろう？」と考えてしまいがち。 でも、相手は変わらないし自分がその考えに捕らわれているうちは決して関係は良くなりません。だって、相手は自分の鏡でもあるのだから。 先程、相手は自分とは全くの別の人間だと言いましたが、相手の行動に関しては、一緒に過ごす上での自分の動き次第なんですよね。「もっとこうしてほしいのに、全然やってくれない」と思うのであれば、それは相手にとって自分が「この程度やっておけばOK」な相手になっているから。“相手がもっといろいろやってあげたくなる、そんな自分になるために、私自身はどう行動するべきか？”という風に考えて、自分が変わろうとする。そうすることで、理想的な関係を築いていけるのではないかと私は思います。
読者から寄せられたリアルなお悩みに石井さんがお答えします！
Q.夫は育児に積極的で、家事も気づいたら洗濯物を干す・食器を洗う・お風呂の掃除をしてくれます。共働きなので夫3：私7くらいで家事分担しています。でも月に数回でいいので夕食準備もしてほしいと思っています。これってわがままですか？（会社員・34歳） A.何割という考えをやめよう。感謝して褒めること 仮に稼ぎが完全に同等でも、家事に平等を求めるのは難しいこと。拝見するに、旦那さんは家事や育児にかなり協力的だと思いますが、得意不得意はありますし、家事育児以外の面で彼に助けてもらっている部分もあるのでは？ 何割かと考えるとどうしても不平等感が出るのでそもそもやめるべき。料理をお願いしたいなら、「やって」というより、褒めまくってその気にさせること。「パパのお料理が食べられるなんて本当に幸せ」「まるでシェフみたい」など。彼に進んで「やってあげたい！」と思わせること。ものは言いようです。 Q.子供を産んでから、夫との関係性が変わりました。出会って15年、結婚して2年、ずっと恋人同士のようでした。ですが出産後からは完全に家族に。当然のことだと思いますが、変わっていくことに時折不安を感じます。（会社員・31歳） A.少し無理をしてでもふたりきりで過ごす時間を 特に子供が小さいのに恋人同士のような雰囲気で過ごすのはかなり難しいと思います。それでも恋人同士のような関係を保っている方々の共通点は“ふたりの時間を作っている”こと。聞くと、月1くらいで、お子さんを親に預けてデートに行くそうです。お父さんお母さんから恋人同士に。それに罪悪感を感じる必要はありませんよ。 Q.私は仕事が大好きな仕事人間です。が、付き合う相手はいつも「女性なんだから仕事はセーブしなきゃ」「外に出て君が働くということは、つまり、パートナーである僕が稼げない男だと宣伝しているようなものなんだよ。だから、君が今していることはとても恥ずべきことだって、わかる？」と言われたり…。なぜかこういう男性ばかりを引き寄せます。どうしたら、ありのままの自分を好きになってくれる人と出会い、お付き合いできるのでしょうか。（会社員・36歳） A.お相手を選ぶ際、心の底から尊敬できるかどうかが重要 男性が、仕事を頑張っている女性を応援できない理由は、自分に自信がなく、彼女に追い越されそうなことが不安で仕方がないから。圧倒的に仕事がデキる人はこういった思考にはならないので、要は中途半端な人だということ。仕事が好きでキャリア思考の女性であれば特にお相手を選ぶ際に、“仕事面で心の底から尊敬できる人かどうか”が非常に重要。容姿や優しさ、面白さよりも、尊敬できるかどうかを基準にしましょう。仕事ができる女性程「難しい…」と感じる。それで正解。でないとこのスパイラルからは抜け出せませんよ。
