大阪・岸和田市長の不信任案が可決 性的関係めぐる問題
大阪府岸和田市の永野耕平市長が、性的関係をめぐって女性から損害賠償請求訴訟を起こされ、解決金を支払うことで和解した問題で、市議会定例会最終日の20日、市議会各派は永野氏への不信任決議案を提出、採決の結果、賛成多数で可決された。永野氏は10日以内に失職か辞職、議会解散のいずれかの判断を迫られる。 不信任決議案の可決には、議員の3分の2以上が出席し、4分の3以上の賛成が必要。この日の市議会本会議には全市議24人が出席し、賛成20、反対4で可決された。 市議19人が賛同して同日提出された不信任案は「市長は説明責任を果たすことはなく、市政運営を任せることはできない」と永野氏の退任を求めていた。 19日に記者団の取材に応じた永野氏は「辞職はしない」と議会解散の可能性を示唆していた。ただ、仮に解散した場合でも、解散後の最初の議会で3分の2以上の議員が出席して不信任決議案が提出され、過半数が賛成した場合は失職する。