熊本市の教員採用、2度目の追加募集 応募者少なく臨採経験者を対象に
熊本市教育委員会は、初めて追加募集した2025年度の市立学校教員採用試験の志願者が採用予定の52人を大きく下回る19人だったため、臨時採用講師(臨採)を対象に2度目の追加募集を始めた。当初は正規教員経験者だけだったが、人員確保に向けて対象者を広げた。 国公立学校での通算3年以上の臨採経験が条件で、小学校の特別支援教育推進と中学・高校の国語、数学、理科、家庭、英語、特別支援教育推進、高校の商業を募集する。採用予定者数は中学・高校の英語と特別支援教育推進が10人程度、そのほかは若干名。 6~8月の試験では採用予定の314人に対し、52人足りない事態に陥った。市教委は10月4日から初めて追加募集し、21日が締め切りだった。 2度目の締め切りは11月5日。試験は12月1日で模擬授業と面接がある。市教委教職員課の上村清敬課長は「臨採も対象にするよう求める電話が数件あった。今回が最後なので多くの方に志願してほしい」と呼びかけている。市教委教職員課☎096(328)2720。(後藤幸樹)