パリ五輪バスケ男子ドイツ代表が2連勝…日本は得失点差でブラジル上回りB組3位で最終戦へ
7月31日(現地時間7月30日)、パリ2024オリンピック男子バスケットボールのグループB第2戦がスタッド・ピエール・モーロワ(リール)にて開催され、ドイツ代表(FIBAランキング3位)がブラジル代表(同12位)と対戦した。 試合序盤、ダニエル・タイスが強烈なブロックとアリウープダンクを披露したドイツ代表が先手を奪うと、互いにスコアを伸ばせない時間帯もありながら、同中盤からドイツ代表のアンドレアス・オブスト、モリッツ・ワグナーが攻守に躍動し8-0のランでリードを拡大。22-10で最初の10分を終えた。 続く第2クォーターは、一転して我慢のディフェンスを続けるブラジル代表ペース。最大14点差をつけられたものの、ビクトル・ベニテが3ポイントで反撃の狼煙を上げれば、ドイツ代表のターンオーバーを誘って司令塔のヤゴ・サントス、ブルーノ・カボクロもインサイドで加点し、同残り2分にはギー・サントスの3ポイントで逆転。同終盤は長距離砲の応酬で一進一退の攻防となり、40-40の同点で試合を折り返した。 ハーフタイム明けの第3クォーターは、両チームともシュートが決まらずロースコアの立ち上がりだったが、同残り6分からドイツ代表がシュルーダーとフランツ・ワグナーの連続得点で攻勢を強めると、タイスもブラジル代表の反撃を食い止めるブロックショットを見舞うなどゴール下で奮闘しリードを死守。 9点差の60-51で突入した勝負の第4クォーターは、ディフェンスで流れを渡さなかったドイツ代表がじわじわとリードを広げ、2桁点差をキープしたまま残り3分へ。ドイツ代表はフリースローでつなぎながらブラジル代表の反撃を振り切り、最後は86-73と13点差をつけて勝利した。 個人スタッツでは、ドイツ代表のシュルーダーがゲームハイの20得点6アシスト4スティールを記録。なお、B1アルバルク東京でも活躍するブラジル代表のレオナルド・メインデルは6得点6リバウンド、仙台89ERSへ加入したクリスティアーノ・フェリーシオは4得点、群馬クレインサンダーズへの加入が決まっているドイツ代表のヨハネス・ティーマンは無得点だった。 この試合の結果、グループBは2連勝を飾った1位のドイツ代表と、2位のフランス代表が決勝トーナメント進出決定。得失点差で3位につける日本代表が決勝トーナメントに進出するためには他2グルーブの結果も絡んでくるが、8月2日に行われるブラジル代表とのグループ最終戦に勝利することが絶対条件となる。 ■試合結果 <パリ五輪予選グループB第2戦> ブラジル 73-86 ドイツ BRA|10|30|11|22|=73 GER|22|18|20|26|=86 ■予選グループ順位表 <グループB> 1位 2勝0敗+33 ドイツ 2位 2勝0敗+16 フランス 3位 0勝2敗-24 日本 4位 0勝2敗-25 ブラジル ※全12カ国中成績上位8チーム(各組上位2位+3位のなかから上位2チーム)が決勝トーナメント進出
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