「加勢鳥」を英語で発信 上山の中学生がスピーチ練習
上山市の民俗行事「加勢鳥(かせどり)」の際、中学生有志が実施する英語歓迎スピーチの練習会が26日、同市の二日町プラザで始まった。生徒たちは英語教育コーディネーターや外国語指導助手(ALT)と一緒にスピーチ文を作成し、練習を重ね2月11日の本番に備える。 市内全3中学校から計6人が参加した。加勢鳥を継承している保存会役員の高橋義明さん(73)=同市泉川=から歴史や所作の意味などを教わった後、「自分たちも、聞いてくれる人も楽しめるスピーチにする」「上山の良さを発信したい」と思いを語り合った。 自身の英語力を高めようと参加した上山北中2年吉田梨乃さん(14)は「振り付けに込められた思いなどを踏まえて文章を作り、加勢鳥をたくさんの人に知ってもらえるようにしたい」と意気込んだ。 歓迎スピーチは、外国人観光客に上山をアピールしようと、市教育委員会が初めて企画した。上山城とJRかみのやま温泉駅前で披露する予定。