的中率80%!渋滞予測の現場に潜入
ゴールデンウィークで気になるのが“渋滞”です。東名高速ではゴールデンウィーク期間中、最大で45kmの渋滞が予測されています。この渋滞を予測しているスペシャリストに話を聞きました。 【画像】どうやって渋滞予測している?発生しやすいポイントは?プロに聞きました
■GW 各高速で40km台の渋滞予測
街の人 「渋滞で車が動かない、あれが一番気になる」 街の人 「混むから渋滞情報を見て行きます」 NEXCO各社は、ゴールデンウィークの各高速道路の渋滞について、下りのピークが5月3日と4日、上りが5日で、それぞれ40km台と予測しています。 中央道の上り(小仏トンネル付近)では、4月28日・29日の夕方にも、40km程度の渋滞が見込まれるということですが…
■どうやって?大型連休前の渋滞予測
この渋滞予測、どのように行われるのでしょうか?実は「スペシャリスト」がいるんです! NEXCO東日本には、4人の「渋滞予報士」がいて、大型連休の前に、渋滞を予測し発表しています。 NEXCO東日本・渋滞予報士 田中優太さん 「渋滞を減らすことを目的に渋滞の予測をしたり、渋滞対策を企画したりしている。経験を積んだスペシャリストです」 「(Q.どのくらいの的中率?)おおむね80%程度」 高い的中率を誇る、渋滞予報士の予測。具体的に、どのように行うのでしょうか? NEXCO東日本・渋滞予報士 田中優太さん 「過去の渋滞を3年分程度見て、その渋滞実績から予測を行います」 例えば、今年のゴールデンウィーク。カレンダー上は、27日から3連休で、平日を3日間挟み、4連休という並びです。 渋滞予報士が主に使うのは、曜日などがこれと似た配列の、過去3年分のデータ。どこで、何時ごろ渋滞したかという実績を照らし合わせ、今年の予測を導き出します。 NEXCO東日本・渋滞予報士 田中優太さん 「(加えて)各地域のイベントなども考慮して渋滞を予測している。4~5カ月かけて実は(予測を)やっている」
■渋滞が発生しやすいスポットは
そもそも、なぜ渋滞は発生するのでしょうか? NEXCO東日本・渋滞予報士 田中優太さん 「例年、決まって渋滞するようなスポットというのはある」 例えば上り坂。スピードが落ちるため、車が詰まりやすいといいます。 トンネルも、暗がりに入る圧迫感から自然と速度を落としてしまうので、渋滞が起きやすいそうです。 料金所付近や合流地点も、渋滞が発生しやすいポイントです。 NEXCO東日本・渋滞予報士 田中優太さん 「時間をずらすだけでも、渋滞に巻き込まれる時間は少なくなる。渋滞予測を参考に出発時間・出発日・移動日の検討を」
■「渋滞に巻き込まれたら、むやみな車線変更 控えて」
それでも、もし渋滞に遭遇してしまったら… NEXCO東日本・渋滞予報士 田中優太さん 「渋滞に巻き込まれてしまったら、少しでも早く着きたいと思って、車線変更を繰り返して隙間を縫うような人がいると思うが…」 「GWなどの渋滞は、どの車線も混雑していて、あまり到着時間は変わらなかったりするので、むやみな車線変更は控えてもらえれば」
テレビ朝日