【米国市場】最大90万円の値下げ! 日産EVのフラッグシップ・クロスオーバーSUV「アリア」の乗り出し価格は約595万円から! 日本はどうなる!?
日産自動車の北米部門は、クロスオーバーEV、2024年型「日産・アリア」の乗り出し価格を引き下げることを発表した。従来は、4万3190ドル(約650万円)ほどの価格だった日産アリアが、今回の発表により3600ドル(約50万5000万円)値下げされた3万9595ドル(約595万円)からの乗り出し価格に改定された。これにより、日産の電気自動車のフラッグシップ・クロスオーバーSUVが、より手の届きやすい価格帯に参入したことで、米国日産は市場の電気自動車市場の発展・成長を見込んでいる。エントリーグレードでは3600ドル(約50万5000円)値下げされているが、他のトリムレベルでは最大6000ドル(約90万2000円)も値下げされている。 【画像】北米市場で2024年モデルから価格を下げた日産アリア。 北米市場向けのアリアは、2種類のバッテリーサイズ、前輪駆動またはデュアルモーター式全輪駆動「e-4ORCE」、充実した装備の5つのグレードがラインナップされている。EPA(米国環境保護局)推定航続距離は最大586km(編集部換算)、高速道路でのハンズオフ運転が可能なプロパイロット・アシスト2.0も一部グレードに搭載されている。 モデルには、63kWhのスタンダードレンジバッテリー(アリヤ・エンゲージ専用)または87kWhのロングレンジバッテリーが装備され、最高出力214PS/389PSを発揮する。全輪駆動システムe-4ORCEは、フロントとリアのトルク配分を継続的に最適化し、4輪それぞれに独立したブレーキ制御を適用することで、各輪が発生させるコーナリングフォースを最大化させている。 また、日産は、テスラ社との合意により、今年後半にアリヤ用の北米充電規格(NACS)アダプターを発売することで、ドライバーの充電に関する選択肢を増やしている。これにより、対応するテスラ・スーパーチャージャーのNACSプラグに車両の充電ポートを接続できるようになり、ドライバーが利用できる急速充電ロケーションの数が飛躍的に増加する。2025年型モデルから、日産は北米およびカナダ市場向けアリアにNACSポートを搭載したEVの提供を開始することを併せて発表している。
MotorFan編集部