【2023 写真蔵トップ10】<第4位>これが最終進化形態か? 日産 GT-R 2024年モデル
トータルバランスを高次元まで求めた2024年モデル
長かったコロナ禍も落ち着いた2023年。この1年(2023年1月1日~12月20日)に紹介した「写真蔵」から、人気の高かったモデルのトップ10をカウントダウン形式で紹介しよう。第4位は、正式発表に先がけて公開された、日産 GT-Rの2024年モデルだ。(2023年3月5日公開、一部修正) 【写真はこちら】日産GT-Rの詳細はこちら。(全18枚) R35型 日産 GT-Rは2007年に発売されて、もう15年以上も販売されているロングセラーだ。その間に、イヤーモデルとして進化を続け、パワートレーンも基本システムは変わらないがパワーアップし続けている。2024年モデルは、空力性能を向上させ、洗練された乗り味を実現している。最高出力を維持しながらも走行時の不要なノイズと振動は低減し、綿密に調律された感性に響くサウンドを実現するなど、車内の快適性も追求した。 3月の発表(発売は4月下旬)前の1月に先行公開されたのは、「GT-R NISMO スペシャルエディション(以下、NISMO)」と「GT-R プレミアムエディション Tスペック(以下、Tスペック)」。 NISMOは、空力性能の磨きこみとサスペンションのチューニング、フロントメカニカルLSDを追加してコーナリング性能も向上させるなど、GT-R 史上最高のパフォーマンスを発揮する。スペシャルエディションでは、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用し、クリア塗装を施したカーボン製エンジンフードなどを特別装備する。 Tスペックは、専用のサスペンションセッティングと専用カーボンセラミックブレーキなどを採用し、よりしなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさの両立を実現している。R35型の集大成といわれている、GT-R 2024年モデル。なお、注文台数が予定販売数量に達したため、既にオーダーは終了している。(写真:井上雅行) ■日産 GT-R プレミアムエディション Tスペック <GT-R NISMO スペシャルエディション> 主要諸元 ●全長×全幅×全高:4710×1895×1370mm <4700×1895×1370mm> ●ホイールベース:2780mm ●車両重量:1760kg<1720kg> ●エンジン:V6 DOHCツインターボ ●総排気量:3799cc ●最高出力:419kW(570ps)/6800rpm <441kW(600ps)/6800rpm> ●最大トルク:637Nm(65.0kgm)/3300-5800rpm <652Nm(66.5kgm)/3600-5600rpm> ●トランスミッション:6速DCT ●駆動方式:フロント縦置きトランスアクスル4WD ●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・74L ●WLTCモード燃費:7.8km/L<未公表> ●タイヤサイズ:前255/40ZRF20、後285/35ZRF20 ●車両価格:1896万700円<2915万円> ※< >内はGT-R NISMO
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