子どもが小学4年生になりました。高学年なので、そろそろお小遣い制にしたほうがよいのでしょうか? 金額も教えてください
子どもにお小遣いを渡すことによって、お金を計画的に使ったり、管理するための能力が身についたりすることを期待できます。とはいえ、現在は子どもが必要とするタイミングでお金を渡している場合、いつからお小遣い制にするべきか判断できない人もいるのではないでしょうか。 小学校高学年や中学生になるときなど、子どもに合った適切なタイミングにてお小遣い制を導入してみてください。 本記事では、お小遣いをもらっている小学生の割合をはじめ、お小遣いの相場はどのくらいなのかについて解説します。その都度お金を渡すのが面倒、子どもにお金の管理をしてほしいなどと考える人は、ぜひチェックしてみてください。
お小遣いをもらっている小学生(中学年)の割合
金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」によると、小学校の中学年でお小遣いをもらっている子どもの割合は、調査対象の5200人のうち73.0%とのことです。この数字は、定期的にと必要都度の合計です。高学年では、調査対象の6957人のうち73.2%の子どもがお小遣いをもらっていて、割合ではあまり変わりません。 お小遣いをいつからあげるという、具体的な決まりはありません。子どもが希望したり、必要性を感じていたりするなら、小学校中・高学年になるのを機にお小遣い制にすることを検討してみてもよいタイミングかもしれません。 ■定期的ではなく「ときどき」もらう子どもが最多 同調査では、小学校中学年と高学年の子どものお小遣いのもらい方を図表1のように伝えており、そのうち中学年の子どもで最多だったのは定期的ではなく「ときどきもらう」の47.8%でした。 【図表1】
※金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」より筆者作成 高学年になると、月に1回もらう子どもの割合が45.0%となり、ときどきもらうの38.3%を上回っています。
小学生のお小遣いの相場はどのくらい?
小学生のお小遣いの相場が分からない場合は、同調査の回答も参考にしてみてください。もっとも多かった回答は、月に1回もらう場合が500円、ときどきもらう場合が100円とのことです。さらに、もっとも多かった金額帯と次に多い金額帯、平均値と中央値について図表2のように伝えています。 【図表2】