渡辺えり 先輩前に「喧嘩(けんか)していても、舞台の上では同士のようになるコンビネーションに憧れています」
女優の渡辺えりが17日、都内で二月新派喜劇公演「三婆(さんばば)」(1~9日・新橋演舞場、13~24日・南座)の取材会に水谷八重子、波乃久里子と出席した。 女性3人の奇妙な共同生活をユーモアたっぷりに描いた喜劇。前回に続き3人そろっての出演に「新人の気持ちでやれるのがうれしくて、神様から与えられた修行の場所みたいな」と感謝。「気合を入れて2人から盗めるものはすべて盗もうで、やらせていただきたいと思います」と意気込んだ。 先輩を前に「本当におかしいです、2人は。稽古場からいっつもずっと笑わせてもらって、舞台の上でも家族、姉妹みたいな感じでアドリブもすごい。喧嘩(けんか)していても、舞台の上では同士のようになるコンビネーションに憧れています」と尊敬のまなざし。喧嘩については「妹(波乃)が姉(水谷)に対して勝手に癪(しゃく)に障っている」と波乃。日常茶飯事のことのようで、水谷も「蝉の声だと思ってるの」と笑っていた。この日も水谷が「私はうさぎでおとなしいから」と言うと、波乃が「ウサギはずるいのよ」と反論。プチ喧嘩が発生し、笑いが起こった。
報知新聞社