昨夏の全国王者をあと一歩のところまで追いつめた!バージョンアップが進む東洋大牛久
今大会を1回戦から3試合勝ち抜いてきた東洋大牛久。5月2日に行われた2回戦の藤代戦では3年生が模試と重なってしまった。そんな中、指揮官はその直前に行われるリーグの明秀日立戦をキャプテンの稲葉以外は2年生で戦うことを決断。その試合は0-2で敗れたものの、2回戦をそのメンバーで2-1で乗り切った。そして3年生が戻ってきた準々決勝は境に4-0で完勝。一丸となって困難を乗り越えたことで、チームは成長した。 さらに「相手の分析をした上で、自分たちがやりたいことや、自分たちがやるべきことを整理できて、それを遂行してくれました」(丸山監督)ミーティングルームができたことで、毎練習前にミーティングで頭を整理し、試合に対しても相手を分析してから臨めるようになった。 「まさか2点取れるとは思っていなかった。0-1にされた時点で難しい展開だったので、追いつけたことにビックリして、しかも勝ち越すことまでできるとは。しかも練習通りの崩しで点が取れたので、やっぱり練習が全てだなと思いました」 努力は嘘をつかない。練習でやってきた事が、実際に試合で再現できたことは、コーチ陣にも選手たちにも大きな収穫だ。 「今大会で自信を持てたので、うちのサッカーがバージョンアップできました。リーグ戦も一試合挟むので、そこで勢いをつけて総体に向かっていきたいです」 今大会で掴んだ自信と手応えは大きい。東洋大牛久のバージョンアップはまだまだ止まらない。 (文・写真=会田健司)