旨さの秘訣は? 『喜多方ラーメン坂内』で人気No.1の「焦がしごまみそラーメン」を食べてみた
●『喜多方ラーメン坂内』の限定麺「焦がしごまみそラーメン」を食べてみた
札幌ラーメン、博多ラーメンと並ぶ“日本三大ラーメン”のひとつである「喜多方ラーメン」をメインメニューに据え、昭和63年の創業から多くのラーメン好きに愛され続けている人気チェーン『喜多方ラーメン坂内』では、ただ今期間限定にて「焦がしごまみそラーメン」を提供しています。 【画像】ごまペーストのコクと焦がし感が強めのスープ
このラーメンは2019年に実施された、お店のモバイル会員による季節限定メニューの人気投票「坂内総選挙」にて堂々の第1位を獲得した一品。胡麻ペースト(芝麻醤)と味噌ベースを合わせ、ごまと一緒に炙って香ばしさを引き出した“焦がしごまみそ”に、豚骨しょうゆスープを加えてでき上がった担々麺風の濃厚スープを使用。お店自慢の平打ち中太麺にたっぷりの野菜、バラ肉を使った手作り焼豚を5枚、食感と辛味のアクセントとしてクラッシュピーナッツと香味ラー油を加えて仕上げたボリューミーな仕様となっています。 「焦がしごまみそラーメン」の全貌と気になるテイストを、僭越ながらしっかりレポートさせていただきます!
食べ進める度に旨さが上がる「焦がしごまみそラーメン」
店員さんにオーダーを告げてから、約10分でラーメンが着丼。目の前に置かれたと同時に、ごまの風味とラー油の香りが鼻をくすぐります。
まずはスープからチェック。レンゲですくって飲んでみます。焦がし感と味噌味は思ったほど強くなく、恐らくはごまペースト由来の甘味とコク、香味ラー油のピリッとした辛味が前に出てきます。スープの温度は、ちょっと低いかなあ。ゴクゴク飲めるのはいいとして、ひと口目からこの熱さだと中盤以降はかなり温くなりそうで少々不安です。
次は麺。喜多方ラーメンの特徴である平打ち縮れの中太仕様で、強めのウェーブがスープをしっかりキャッチしてきます。食感は柔らかめのもっちりで、レギュラーのすっきり醤油スープもいいですが、こちらの坦々系スープともよく合ってます。
具材は野菜から見てみましょう。細切りのねぎとキャベツ、ミョウガ、にんじん、もやし、チンゲン菜が入っています。シャキシャキの食感で、噛むほどに野菜味が伝わってきます。スープの温度を下げてるのは、野菜の量が多いからかもしれませんね。麺だけをリフトするのが難しいほど、野菜たっぷりで、食感と味にアクセントが加わって、担々麺風というよりはタンメン風の味わいです。