「そう、カマダ。王者だ」ラツィオで控え扱いの鎌田大地をウディネーゼ指揮官はリスペクトし警戒 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ウディネーゼのガブリエレ・チョッフィ監督が、12日4:45(日本時間)に予定されているセリエA第28節ラツィオ対ウディネーゼ戦へ向けて会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】退場者続出の荒れ試合も鎌田は3試合連続出番なし
前節終了時点で24ポイントを獲得し、15位で残留争い中のウディネーゼ。日本時間12日のセリエA第28節では、MF鎌田大地が所属するラツィオと敵地での対戦へ挑む。先月のユヴェントス戦では、アリアンツスタジアムで1-0と金星を挙げたが、直近の2試合で退場者を出すなどして3試合にわたって勝利から見放されている。ウディネーゼの指揮官ガブリエレ・チョッフィが記者会見の席でラツィオ戦へ意欲を示した。 「チームは集中し、モチベーションは高い。ジェノア戦は前半行き詰ってしまったが、後半は難しいピッチにおいて10人になっても気迫とパーソナリティを示した。サレルニターナ戦は不注意によって大きな影響を受けたが、そこでも10人で存在感を示すことができた。チームの調子は良く、次戦でそれを証明するつもりだ」 「上位を目指すにしても、降格圏から遠ざかるにしても、全ての試合で勝たなければならない。勝つためにプレーするというメンタリティをチームに浸透させたい。極めて難しいスタジアムに乗り込むということは、メンタル面においても追い風となるだろう。準備を整えて驚かそうという時と絶対に勝たなければならない状況は異なるからね」 マウリツィオ・サッリ率いるラツィオは、直近の公式戦5試合で1勝4敗と成績が低迷しているうえ、前節のミラン戦でMFマテオ・ゲンドゥージら3人の退場者を出しており、厳しい台所事情でやりくりしなければならない。だがウディネーゼ指揮官は警戒を緩めない。出場機会に恵まれていない鎌田も含めて“カンピオーネ(王者)”であるとリスペクトを示している。 「ラツィオは3年間にわたって同じメンバーでやってきたため、入れ替わった選手は指の数ほどだろう。したがってプレーが3年間で確立され、自動化されている。ゲンドゥージはいないが、誰がプレーしても変わらない」 「インサイドハーフは(マティアス)ベシーノ、アンカーは(ダニーロ)カタルディかもしれないし、それから名前が思い出せない選手が…。ルイス・アルベルト? 違う。日本人選手だ。そう、カマダだ。(名前が出ず)申し訳ない」 「ラツィオはカマダや他の誰がプレーしても変わらない。(控えメンバーも)名の知られていないリーグからやって来た選手ではなく、彼らはカンピオーネたちだ。欠場者がいると言っても相対的な話に過ぎない」 試合情報 ラツィオ vs ウディネーゼ 試合時間:2024年3月12日(火)日本時間4:45 会場:スタディオ・オリンピコ
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