中村勘九郎が“つたじゅう”こと蔦屋重三郎を2月歌舞伎座で 25年大河でも話題の人物
中村勘九郎(43)中村七之助(41)らが出演し、25年2月に東京・歌舞伎座で、「猿若祭二月大歌舞伎」が行われる。3日、松竹が発表した。 昼の部「きらら浮世伝」は、つたじゅうと呼ばれた蔦屋重三郎が主人公で、小さな商売から身を起こした出版人を描く物語。勘九郎が重三郎を演じる。88年に劇団扉座が初演し、勘九郎の父で18代目中村勘三郎さんが主演した。横内謙介氏が脚本、演出を務める。 25年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は蔦屋重三郎が主人公でもあり、話題の演目になりそうだ。 勘九郎は夜の部「人情噺文七元結」でも、初役で文七をつとめる。 昼の部はほか、坂東巳之助らによる「鞘當(さやあて)」、中村梅玉らによる「醍醐の花見」、夜の部はほか、坂東玉三郎らによる「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき) 阿古屋」、尾上菊之助らによる「江島生島」。