落選の危機!? U-23日本代表、アジアカップ当落線上の選手(6)いま絶好調! 2年間離れていた影響は?
JFA(日本サッカー協会)は4日、今月開幕するAFCU-23アジアカップカタール2024に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーを発表する。果たして23人に名を連ねるのは誰なのか。今回は3月のU-23日本代表に呼ばれた選手の中から、生き残れるかがきわどい選手をピックアップして紹介する。
FW:荒木遼太郎(FC東京) 生年月日:2002年1月29日(22歳) 2024リーグ戦成績:5試合4得点0アシスト 荒木遼太郎は、3月のU-23日本代表戦で強烈にアピールした選手の1人だ。 2020年に鹿島アントラーズでプロ入りした荒木は、2年目の2021シーズンにJリーグで10得点を挙げて、ベストヤングプレーヤー賞を受賞するなど、期待を集めた若手だった。しかし、背番号を10に変更して臨んだ2022シーズンに腰椎椎間板ヘルニアで離脱が長くなると、2023シーズンは戦術的な理由で出場機会が限られていた。 それでも、期限付き移籍でFC東京に加わった今季は開幕から絶好調で、すでにJ1で4得点を挙げている。この活躍を受けて3月に大岩剛監督がU-23日本代表に招集すると、約2年ぶりとなる世代別代表の舞台で、U-23ウクライナ代表戦でチーム最多のシュート数を放つなど、持ち味を存分に見せつけた。試合後には「自分のプレーは出せた」と、手応えを口にしたほどだ。 2024年の活躍を考えれば、荒木は招集されても不思議ではない。ただ、荒木の良さがいきるのはU-23日本代表のインサイドハーフに限定されるはずで、植中朝日は4-3-3のシステムでそのほかにウイングやFWに入ることもできる。荒木の積極性は強力な武器になり得るとしても、3月の1試合だけで2年分のおくれを取り戻せたかはまだ分からない。
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