年初5営業日が下落で始まった年は… 2022年相場の行方
(写真:ブルームバーグ)
2022年のアメリカ、および世界の株式市場はどうなるのか。「BRICs」というバズワードを生み出した伝説のアナリスト、ジム・オニール氏の新年最初のコラムをお届けする(原題は A Bad Year for Markets? )。同氏はゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの元会長、元英国財務大臣であり、現在は健康と持続可能な開発に関する汎欧州委員会のメンバーである。 © Project Syndicate 1995-2022 昨年12月に書いたコラム において、私は2022年の大きな問題点を指摘し、既知と未知両方の不確実性がこれほど多く存在した時期は記憶にないと述べた。主な問題はインフレであり、2022年になって数週間経った今、金融市場は私が懸念したのと同じ展開を心配しているようだ。実際我々が直面している問題はよりはっきりしつつあり、気が滅入るほどである。
本文:2,107文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
ジム・オニール