子どものギャンブルで600万円が消滅!…「ターゲットは若年層?」「アカウントを売る悪い大人がいる」 自身も3000万円の借金を作った団体代表に聞く“依存の怖さ”と“抜け出し方”
自身も過去に夫婦でギャンブル依存症に陥り、およそ3000万円の借金を抱えたこともあったという田中代表。ギャンブルにのめりこむ恐ろしさについてこう話す。 「1日で200万円使うなど、そんな状況で優先順位が完璧に狂っていた。行くときは『2万円ぐらいで遊ぼう』と思っていてもやりだすと止まらなくなった。そして、負けが込みだすと、取り戻すような、大きいのを賭けなきゃという風になって、気がついたら最後には200万円を使っていた」 田中代表はその後、依存症専門のクリニックを受診。そこで自身と同じ境遇を持つ自助グループとつながり、依存症から抜け出していったという。しかし、ギャンブル依存症からの脱却は一筋縄ではいかなかった。 「しばらくは辞めて体調も良かったが、4年目に800万円ぐらいの借金を作った。当時は本当にどうなるだろうと思ったが、もう一度自助グループで回復プログラムをちゃんとやり、回復した」 それからおよそ20年。今も衝動と闘いながらギャンブル依存症に関する相談会やセミナー・講演会といった啓発活動を行う田中代表。 依存症の治療を望んでいるという水原容疑者に対して次のように話した。 「抱えていたものを自助グループのようなところで早めに話せたら、こんな事態にはならなかったのでは。私たちは水原容疑者が治療に向き合い回復する日を待っており、応援したい」 (『ABEMAヒルズ』より)