西武ブランドンがわずか4カ月で支配下復帰、背番号は「66」 OP戦打率・333でアピール成功、渡辺GM「貴重な戦力」
◆オープン戦・西武―ヤクルト(24日、ベルーナドーム) 西武は育成内野手のブランドン(25)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は66。 ■支配下決めた!豪快先制打【動画】 2021年ドラフト6位で入団したブランドンは1年目に32試合出場で3本塁打を放つなど存在感を放ったが、股関節などの度重なる故障で2年目以降は出場機会を得られず、昨年10月末に戦力外通告を受け、翌月育成契約を結んだ。 しかし、首脳陣からは打力の評価が高く、2月の春季キャンプでA班(1軍)入り。オープン戦でも20日の広島戦で2安打2打点と大暴れすると、6番三塁で先発出場したこの日も2回1死一塁の第1打席、ヤクルト右腕ヤフーレが投じた初球の直球を左中間へはじき返して先制二塁打。オープン戦打率3割3分3厘と高い数字を残し、試合後に渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)から支配下復帰が告げられた。 ブランドンは「けががなければ十分1軍の舞台でもやってくれると信じていたと伝えられたのでうれしい。キャンプからずっと開幕スタメンを目指してきたので、頑張っていきたい」と自身初の開幕スタメンを次の目標に掲げた。 背番号は昨年までつけていた49ではなく、66になった。渡辺GMはけがや病気に悩まされてきた3年間を踏まえ「49は彼にとって良い番号ではなかったので、気持ちも新たに66にした」と説明。「オープン戦でもしっかり結果を出していたし、新たなスタートとして貴重な戦力とみている。レギュラーを取るためには自分の体の管理もしっかりしなければいけない。コンディションも整ったところで、また新たな気持ちでレギュラーを目指してほしい」と期待した。
西日本新聞社