大谷翔平の凱旋が幻に 来季MLB開幕戦、ドジャースとパドレスは来日候補から除外 今永昇太、鈴木誠也の「カブス」有力
来年3月19、20日に東京ドームで開催予定の米大リーグ(MLB)開幕戦の来日候補から、大谷翔平(29)、山本由伸(25)両投手が所属するドジャース、ダルビッシュ有(37)、松井裕樹(28)両投手を擁するパドレスの2球団が除外される方向であることが11日、分かった。 【写真】デコピンを抱きかかえる大谷夫人の真美子さん 両球団は今季開幕戦を韓国で行っており、日本球界関係者は「2年連続の海外開幕は球団側の負担が大きいうえ、地元ファンの理解も得られないというMLB側の判断」と説明する。昨年9月に日米のコミッショナーが米国で会談した際、MLB側から2025年開幕戦の日本ツアーを打診され、日本側は同年オフに最大のスターである大谷が移籍したドジャースを第一希望として調整。東京ドームでの開幕シリーズ2試合に加え、大谷の凱旋を当て込んで古巣日本ハムの新本拠地・エスコンフィールド北海道で非公式戦2試合を実施する計画が進んでいた。 今春の韓国開幕戦は熾烈なチケット争奪戦が繰り広げられ、高額な日本からの観戦ツアーにも申し込みが殺到。実現すればそれ以上のフィーバーは必至だった来春の凱旋が幻になったのは残念だが、来日が有力な球団の候補には今永昇太投手(30)と鈴木誠也外野手(29)が投打の主力を担うカブス、昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表で人気を博したラーズ・ヌートバー外野手(26)が所属するカージナルスが挙がっている。 (片岡将)