【Amazonで高評価!】「2,000円前後の折り畳みコンパクトチェア」のコスパを実使用レポ
一人で山に登っていると、賑わっている登山コースのベンチに一人きりで座るのには気が引ける。逆に、人がいない静かなマイナールートにはベンチ自体がないことも多い。 ■【写真】2,000円台でこの造りならありでしょ!「低価格チェアのディテール」解説画像 そこで、私は荷物に余裕がある時は小さな折り畳みチェアを持参することが多い。チェアはシートを敷いて地面に座るより体が楽だし、草だらけのマイナールートではダニやヒルの心配も減るからです。 今回は数あるコンパクトチェアの中から、最近発売されたKVASSの新作の使い心地をレポートします。
■キャンプチェアで定番のフレーム構造を採用し、座り心地が格段に進化
KVASSの前作は、脚を伸ばして座面を広げるだけの構造で、やや小さめのチェアでした。しかし、ここで紹介する新作は、軽量キャンプチェアによく採用されているショックコードでパチパチとパイプをはめ込む構造に変更されており、最後に座面を被せて完成。 キャンプではお馴染みの構造ですので、簡単に組み立てることができます。しかも座面がとても広く、快適に座って休憩できます。
■収納袋が必要ない構造は便利!
感心したのが、座面自体が収納袋になる構造。座面裏にメッシュポケットがあり、脚を畳んで入れて丸めれば収納袋は必要ありません。 これなら収納袋がなくなる心配がありませんし、泥で汚れた足のゴムキャップ部分を気にせず収納することができます。 山用に設計されたチェアは軽量化するために座面が狭いチェアが多いのですが、これは座面が広く、とても座りやすいと感じました。構造的にフレームがしなり、座り心地が柔らかいのも特徴です。 さらに座りやすくする裏技として、携帯座布団を座面に足せば、より快適になります。
■まずまず軽い。耐久性はまだ不明
低価格帯のチェアですが、重量はペットボトル1本分と同等の500gほどと、同タイプのチェアの中でも軽量な方です。耐久性については、まだ購入したばかりでなんとも言えません。しかし、重い分しっかりとしている印象です。 私の場合は、休憩が短い時は山岳用の軽量チェア、のんびりしたい時や荷物の重さを気にしない時は、このKVASSのチェアを使い分けています。 動画でも説明していますので、ぜひご覧ください。 morikatu(もりかつ) 低山小道具研究家 "プロダクトデザイン出身の低山小道具研究家。子どもの頃は秘密基地と川口浩_探検隊とハックルベリー・フィンに夢中だった。社会人の洞窟探検クラブに所属し、「前人未到」や「秘密」という言葉に弱い。同じ場所を周回し監視するネコ系ハイカーでもあり、奥多摩や高尾山の秘密の場所でひなたぼっこしている。
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