【速報】ついに新型YZF-R9が正式発表! ヤマハ史上最も軽い専用フレームにR1の脚とMT-09の3気筒を融合、価格は150万円か
足まわりはR1と同等のKYBサスとブレンボで固める
足まわりも非常に戦闘力が高い。前後サスは新設計のKYB製。2025年型のR1 GYTRおよびR1レースベース車と同等品で、R9専用にセットアップされている。 φ43mm倒立フォークは、左右にリバウンドとコンプレッションダンピングの個別アジャスターを装備。高速と低速側の調整も可能だ。さらに新機能としてベースバルブを装備した。フォーク底部へのオイル流入を制限することでシリンダー内の圧力を最適化。ダンピング応答性と接地感が向上し、安定性が向上している。 フロントキャリパーはR1の住友MOSと異なり、ブレンボのStylemaモノブロックを採用。レース向けの軽量&高剛性タイプで、コントロール性に優れる。マスターシリンダーもブレンボのラジアルポンプで、ステンレススチールメッシュブレーキホースも標準だ。 ホイールは鋳造アルミ製で5本スポーク。MTのスピンフォージド10本スポークホイールと異なり、R6レースと同タイプと見られる。
電子制御はサーキット向けにトラコンとモードを一段と充実!
電子制御はMT-09をベースに一段と強化されている。ライディングモードはMTのスポーツ、ストリート、レイン、カスタム×2に加え、任意に設定できるトラックモード×4パターンを追加。サーキット使用時にリヤのABSをオフできる機能も採用した。 さらにバンク角を反映するトラクションコントロールは4→9段階調整が可能になった。また、MTと同様にクルーズコントロールも搭載。SSながら快適な走りもできそうだ。6 軸 IMUをはじめ、スライドコントロール、リフトコントロール、第3世代クイックシフトシステムなどはMTを踏襲する。 フルカラー5インチTFTメーターはMTがベースだが、4パターンの画面をカスタマイズでき、新たにラップタイマーなどを備えたトラックモードを追加。スマホとの連携やナビアプリも表示可能だ。なお、MT-09SPにあったスマートキーは採用されていない。
ライポジはSSらしいハード設定だが、R1よりラク
ハンドルはSSらしくクリップオンタイプを採用。R7 のハンドルよりもスポーティなポジションだが、R6よりはリラックスしており、様々なライディングに適しているという。 写真を見ると、R1並みにハンドルが低いが、ハンドルから腰までの距離を最適化し、過度な前傾姿勢にならず、シート高も830mmと幅広いライダーに対応するという。
気になる国内仕様は150万円前後の買い得価格か?
日本仕様の導入はヤマハによると2025年春以降の予定とされる。 欧州仕様の価格は未定で、2025年3月発売を予定。米国では1万2499ドル(約186万5000円)と発表されている。米国でMT-09SPの価格は1万2299ドル(183万5000円)で、日本での価格は144万1000円。 こうした価格差を考慮すると、日本仕様R9は150万円程度になるか? だとすれば相当な値頃感があるが……? 続報を待ちたい。
Webikeプラス編集部
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