北海道で雪崩相次ぎ2人死亡 利尻山と東狩場山
3日、北海道利尻島の利尻山(1721メートル)と島牧村の東狩場山(1319メートル)で雪崩が相次ぎ、2人が死亡した。 山で遭難、スマホも圏外…でも「わずか20秒で発見」 救助隊員も驚いた、ドローンを駆使する新技術 ソフトバンクが実用化へ
道警によると午後0時40分ごろ、利尻山で「雪崩に巻き込まれた」と110番があった。4人が救助され、うち40代とみられる女性1人が死亡したほか、20代とみられる男性1人が足を骨折し、ヘリコプターで搬送された。残る2人にけがはなかった。 東狩場山では午後3時40分ごろ、スノーモービルをしていた15人ほどのグループから「1人が雪崩に巻き込まれた」と119番があった。八雲町三杉町の会社員藤田尚斗さん(28)が搬送され、死亡が確認された。 利尻山で雪崩があったのは山頂東側の標高約400メートルの斜面。ガイドが同行するバックカントリーツアーでスノーボードなどをしていたとみられる。地元消防によると8人グループだったとの情報があるが、道警が詳しく調べている。 稚内地方気象台によると、島内では1日夕から雪崩注意報が発表されていたが、3日午前5時に解除された。同日正午までの24時間降雪量は5センチだった。