錦織が今季のマッチ2勝目、初対決で敗れたミケルセンに逆転勝利でチチパスに対する2回戦へ [ATPモントリオール/テニス]
錦織が今季のマッチ2勝目、初対決で敗れたミケルセンに逆転勝利でチチパスに対する2回戦へ [ATPモントリオール/テニス]
ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・ケベック州モントリオール/8月6~12日/賞金総額812万2428ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)がアレックス・ミケルセン(アメリカ)に3-6 7-5 6-4で逆転勝利をおさめた。 ~ナショナルバンク・オープンで初戦を突破した元世界4位の錦織選手~ 3-1から5ゲームを連取されて第1セット落とした錦織は2-2からサービスダウンを喫したあと長いデュースとなった第6ゲームと第12ゲームでブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット5-4から相手のサービスゲームを破って2時間33分で競り勝った。 同大会に3年ぶり10度目(2007年の予選敗退を含む)の出場となる34歳の錦織は、2016年に自己最高の準優勝をマーク。前回プレーした2021年は初戦を突破したあと、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)に対する2回戦を右肩のケガを理由に棄権していた。 この結果で錦織は、ミケルセンとの1勝1敗のタイに追いついた。両者は昨年7月にシカゴ(チャレンジャー75/ハードコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、ミケルセンが7-6(13) 3-6 6-1で勝っていた。 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。 今シーズンの錦織は日曜日に終了したパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)を含む4大会で合計5試合(シングルス)を戦い、1勝4敗の戦績で今大会を迎えている。 今季のマッチ2勝目を挙げた錦織は次のラウンドで、第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。上位8シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。 予選から出場した日本勢はダニエル太郎(エイブル)が予選2試合を勝ち抜き本戦入りを決めたが、第2シードの西岡良仁(ミキハウス)は初戦でクリストファー・オコネル(オーストラリア)に5-7 0-6で敗れていた。 ナショナルバンク・オープンはATPツアーで年間9大会行われるマスターズ1000シリーズの今季第6戦で、シングルス56ドロー&ダブルス28ドローで争われる。 ※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位 <予選結果|日本人選手> ■予選決勝 ○19ダニエル太郎(日本/エイブル)6-4 6-4 ●18アルトゥール・カゾー(フランス) ■予選1回戦 ●5西岡良仁(日本/ミキハウス)[2] 5-7 0-6 ○6クリストファー・オコネル(オーストラリア) ○19ダニエル太郎(日本/エイブル)7-6(5) 6-2 ●20アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)[13] <上位出場選手シード順位|男子シングルス> ヤニク・シナー(イタリア)[1] アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[2] ダニール・メドベージェフ(ロシア)[3] ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[4] アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[5] キャスパー・ルード(ノルウェー)[6] グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[7] ステファノス・チチパス(ギリシャ)[8]
テニスマガジン編集部