首位ソフトバンクに暗雲…故障禍の悪夢 柳田悠岐が長期離脱か 二塁を争った三森大貴、牧原大成はダブルで負傷 小久保監督「底力の見せ所」
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―1(31日、みずほペイペイドーム) 首位を走るソフトバンクに暗雲が立ちこめてきた。レギュラークラスに故障者が相次ぎ、小久保裕紀監督は頭を悩ませた。 ■感動の再会…元ソフトバンク戦士が古巣仲間とハグ【写真】 3回に悪夢が待っていた。二ゴロを放った柳田悠岐が走塁中に苦悶(くもん)の表情を浮かべ、一塁に倒れ込むようにヘッドスライディングした。トレーナーらに両脇を抱えられ、痛々しい姿でグラウンドを去った。右脚ハムストリングの負傷で、6月1日に病院で診断を受ける予定。長期離脱は避けられない状況だ。 小久保監督は「試合は途中、見ていないですよ。いろいろとやることがあったので。別に今日で終わるわけじゃない。こうなった時に明日からどう立て直すか。明日から代わりはなかなか難しいでしょうから、どれが一番オーダーとして得点ができるか」と話した。 30日の巨人戦では三森大貴が守備時に右手人さし指を負傷。31日、佐賀市内の病院で診察を受け、右示指末節骨関節内脱臼骨折と診断された。全治はおよそ2~3ヶ月と前半戦は絶望的。二塁のレギュラーを争った牧原大成も4月末に右内腹斜筋損傷で離脱し、リハビリ中だ。 大きな故障者がなく、順調に星を重ねてきたが、ここに来て、故障禍が襲ってきた。小久保監督は「そういう時こそチームの底力の見せ所ですから」と前を向いた。
西日本新聞社