[理論がヤバい]ゴルフボールが開発のヒントになった斬新すぎるワームを解説!
アジングエキスパートの藤原さんがプロデュースする宵姫ブランドからリリースされたワーム、エクボ。一見、ベーシックなストレートワームに見えるが、実は、そこには藤原さんのこだわりがしっかりと凝縮された仕上がりとなっている。その特徴を、実釣をまじえて解説したもらった。 【画像】窪みがキモ《宵姫エクボ2.2in》のスペックと価格
【藤原 真一郎(ふじわら・しんいちろう)】
大阪湾をホームフィールドとする、アジングスペシャリスト。勤め人でありながら、通年アジを追い求めてフィールドへ通い続け、道を極めるために研鑽を続ける。ラグゼの宵姫シリーズ開発プロデューサーとしても有名。
ボディのディンプル(窪み)でナチュラルな水流を発生!
ひと言で言うと、リブ付きのワームほど強くなく、リブなしワームよりもしっかりと水流を発生させる、それが宵姫エクボの特徴。 【画像】宵姫エクボ2.2in(ラグゼ)に宵姫AJカスタム1.2gをセット。 藤原「ボディにゴルフボールのようなディンブル(窪み)が入っています。真円のボディなんですけど、1節4面あるボディにすべて(8節)ディンブルが入っています。このディンプルが、リトリーブ時に適度な水流を発生させます」 【画像】ボディサイドに、ゴルフボールの表面のような窪み(ディンプル)が施されている。これにより、強すぎない適度な水流が発生。 確かに、よく見るとボディのサイドに丸い窪みがあるのがわかる。 藤原「ディンブルはゴルフボールにおいても、あるとないとでは飛距離の伸びが全然違うそうです。その理由は、ディンプルを施すことでボールの後ろ側に渦流が発生し、それにより飛距離を伸ばしてくれるという原理なんです」 【画像】宵姫エクボ2.2インチでキャッチしたアジ。 なるほど。それが、ワームにとってどのような効果があるんでしょうか? 藤原「エクボは、そのディンプルの作用により、柔らかいナチュラルな水流をまとうような、よりベイトフィッシュライクなアクションを演出できるのが特徴です。ボディは大きく動かずテールだけ動くようなイメージです。ボディからは水流がまとわりつくような波動を出させながらも派手に動きすぎず、テールだけ動くような形でよりナチュラルさを演出可能なんです」