「黒い雨」はどこまで降った? 79年経って未だ争う理由はどこに? 新基準運用後もくすぶる思い「どうすれば信じてもらえるのか」 第二次「黒い雨」訴訟 追加提訴で原告は46人に
「黒い雨」訴訟 原告弁護団 竹森雅泰事務局長 「やっぱりいらっしゃるんだなと、外でやってみないとわかんない。我々のところまでたどり着かない」 ■「証拠がないから認められない」とされた原告の思いは… 第2次「黒い雨」訴訟 原告 河野博さん 「証拠がない、証拠がない言うても、あの当時のものをとっとく、そがぁな考えはないですわ。理屈に合わんことをいうけ、腹が立つわけ。この身体でそういう目におうとるんじゃけ、遭わんことを言うんじゃない」 原爆が落ちたときに小学3年生だった河野さんは、1年以内に、両親を次々病気で亡くし、自身は、60代から、脳梗塞や心臓病などで手術を繰り返しています。 第2次「黒い雨」訴訟 原告 河野博さん 「そら、口に言えん苦労しました。クソ!思うて、がんばって対応しよる。ま、自分だけじゃできんけ、みんなの力を借りて。勝ちたい」 第2次「黒い雨」訴訟の原告46人のうち30人が旧佐伯郡で「雨を浴びた」としています。そのうち4人がいたのが、旧吉和村です。河野さん以外の方は、 ▼雨にはゴミが混ざっていて、大きな破片を持って帰ったら大人が「舟入病院のカルテ」だと言った▼雨で服が汚れた▼水たまりで遊んだなどの記憶を語っています。 次回公判は、9月24日です。
中国放送
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