岩井明愛の秘技、"6番アイアンのランニングアプローチ"でバーディ奪取! 全英で得たメンタルと技術で日本女子プロ初日3位タイスタート
ソニー日本女子プロゴルフ選手権(かねひで喜瀬CC・9月5~8日)の初日、竹田麗央が8アンダーでトップに立ち、2位は7アンダーでぺ・ソンウ、3位は6アンダーで岩井明愛と大出瑞月、5位に古江彩佳がつけている。 岩井明愛が見せた6番アイアンのランニングアプローチ【連続写真・撮影/岡沢裕行】
3位タイの岩井はAIG女子(全英女子)オープンで7位に入り、今大会でも好調をキープ。7バーディ1ボギーの66で回った。 岩井は、全英で収穫を得たという。 「忍耐力がめちゃくちゃ必要だと思いました。耐えるところはしっかり耐えないと、上がってみたら良いスコアではないことがあるので、途中でどれだけ耐えられるかでスコアが全然違ってくるので、気持ち(が大事)ですね」 メンタルだけではない、技術面も生きた。
18番485Yパー5では3打目がグリーン右手前からのアプローチ。タテ長のグリーンでピンは奥に切られ、ウェッジで寄せていくかと思われた。そこで岩井が手にしたのは6番アイアン。 聖地セントアンドリュースのオールドコースでも使ったランニングアプローチが冴えた。 6Iで放ったボールはグリーン面にすぐランさせると、そこからコロコロと20ヤード以上転がりピン右横にピタリ。上がりホールでバーディを奪うことに成功した。 昨年はニチレイレディスで山下美夢有らと優勝争いをするなかで、右手1本の片手アプローチでチップイン。RKB×三井松島レディスでは妹・千怜とのプレーオフ対決で有名になった直ドラは明愛の持ち味。多彩な武器は試合を重ねるごとに増えている。 今季日本で2勝を挙げ、海外で成長を続ける岩井。 「しっかり自分のプレーをしつつ、1日1日楽しんでいって結果がついてきてくれたらいいかなと思います」 女子プロナンバーワンを決める大会で、2日目以降も楽しみながらさらに"上"を狙っていく。
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