「逮捕は待つべき」上司に進言した元検事が証人出廷 不動産会社元社長の冤罪国賠訴訟
TBS NEWS DIG Powered by JNN
無罪が確定した不動産会社の元社長が検察の違法捜査を訴え、国に賠償を求めている裁判で、「逮捕は待つべき」と捜査段階で上司に進言した元検事が証人として出廷しました。 「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さん(61)は、学校法人の土地取引などをめぐる巨額横領事件に関与したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、3年前(2021年)に無罪が確定しました。 山岸さんが違法捜査を訴えて国に賠償を求めている裁判は、きょう証人尋問が行われ、出廷した元検事は、山岸さんが事件に関与したとする供述を関係者が撤回したことを受け、主任検事に「逮捕は待った方がいいと思うと進言した」と証言しました。 しかし、その日に逮捕状は執行されました。 きょうは、逮捕を決断した主任検事も出廷することになっています。
TBSテレビ