高齢者虐待 相談・通報が過去最多 虐待判断は145件 前年度比14件増
鹿児島放送
県内の高齢者虐待の相談・通報件数が昨年度、過去最多となり、虐待と判断した事例が145件あったと県が発表しました。 県は介護関係の事業者などと連携を強化し、高齢者虐待の防止を図ろうと情報交換などを行う推進会議を設置しています。 19日の会議では、県から昨年度の高齢者虐待の対応状況などについて報告されました。 県の調査によりますと、昨年度に受理した高齢者虐待の相談や通報は628件で過去最多となりました。 各市町村が虐待と判断した件数は、家庭などで養護している人による虐待が132件、養介護施設の従事者などによる虐待が過去最多の13件で、前の年度よりあわせて14件増えました。 虐待の種類としては、家庭などでは身体的虐待が最も多く、養介護施設では介護放棄などが最も多かったということです。