感動のあまり鳥肌が立った…名優2人による極上の数分間とは? ドラマ『ザ・トラベルナース』第5話考察レビュー
ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)が放送中。手術場で医師を補助し、一定の医療行為ができる看護資格「NP」を持つ那須田歩(岡田将生)と、スーパーナースの九鬼静(中井貴一)の曲者コンビが命の現場で戦う。今回は、第5話のレビューをお届け。(文・浜瀬将樹) 【写真】名優2人による極上の数分間とは? 貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『ザ・トラベルナース』劇中カット一覧
パワハラ患者がやって来た...ナースはどうする?
「その年でこれぐらい仕切れないなら辞めた方がいいぞ」、「お前は何もやるな!どうせできないんだから」、「二度と来るな。役立たずが!」。 西東京総合病院へ入院することになった患者・五味武久(段田安則)は、病室にやって来た部下たちにパワハラ・モラハラ三昧。耳を塞ぎたくなるほどの罵詈雑言で責め立てる。やがて、その刃は新米ナース・中村柚子(森田望智)にも向けられた。 そんななか、患者にセクハラされても動じず、業務をこなす先輩・金谷吉子(安達祐実)から「時間も人手もないなか、大勢の患者を見なくちゃいけないの。あんたも胸でもお尻でも触らせて仕事しなさいよ!」と怒られた柚子。 もちろん、その指導は周囲から注意が入ったが、柚子としては納得ができない。看護部長の愛川塔子(寺島しのぶ)に「厳しすぎるし、理不尽だし、完全にパワハラだと思います」と訴えた。
安達祐実“吉子”の強烈なビンタに震える
「(病気が進行しているため)手術ができない」と告知をしたことで不安定な状態となった五味は、柚子に向かって「お前なんか辞めちまえ!」、「お前は素人か!」など、暴言を連発。柚子は、とうとう我慢の限界に達し「何でも好きに言えば? どうせあんたなんか1ヶ月で死ぬんだから!」とまだ伝えていない事実をぶつけた。隣にいた吉子は柚子をビンタ。五味に謝罪した。 柚子の発言、吉子のビンタも良くはないが…いくらなんでも五味は酷すぎる! 上司にも患者にも暴言を吐かれ、板挟みにあった柚子の「心がすり減る表情」を見ていると胸が苦しかったし、SNSでもこのインパクトあるビンタや、一連の流れに反応する人は少なくなかった。 その後、業務を外れることになった吉子は、柚子に「『患者に触らせてでも仕事しろ』って言ったこととか、私が間違ってた。ごめん」と謝るのだった。