大谷翔平選手がMLB史上初の指名打者でMVPを受賞 自身初のポストシーズンで悲願のワールドシリーズ制覇
■リーグ優勝決定シリーズ「(ワールドシリーズに)ずっと出たい、プレーしたいと思っていた」
地区シリーズでパドレスとの接戦を制したドジャースはニューヨーク・メッツと対戦。 大谷選手は第3戦で、ポストシーズン第2号となる2階席に飛び込む特大ホームランを放つ。 このホームランは最高到達点が41.8メートルで、これは天守閣の高さ日本一の大阪城を越える一打となった。 また、第4戦では初回に先頭打者ホームランも放った。 大谷選手らがバットでけん引し、ワールドシリーズまであと1勝。 ドジャースの3勝2敗で迎えた第6戦がドジャースの本拠地で行われた。 ドジャースが2本の2ランホームランや6回の大谷選手のタイムリーヒットなどで、10対5で勝利し、リーグ優勝を決めた。 ドジャースは2020年以来、大谷選手・山本投手にとっては初のワールドシリーズの舞台へ進出することになった。 大谷翔平選手 「(ワールドシリーズは)僕がずっと出たい、プレーしたいと思っていた場所なので、今この瞬間からそこを目指して勝つだけだと思って切り替えて頑張りたい」
■悲願のワールドシリーズ制覇「光栄に思う」
10月26日(日本時間)、ドジャースの本拠地でワールドシリーズ第1戦が行われ、ニューヨーク・ヤンキースと対戦。 大谷選手は1番・指名打者でスタメン出場した。 8回、1点を追うドジャースは、1アウトランナーなしの場面で大谷選手がワールドシリーズ初ヒットとなるライトフェンス直撃のツーベースヒットを放つ。 そして続くベッツ選手のセンターへの犠牲フライで大谷選手がホームにかえり同点。 2対3で迎えた10回裏、フリーマン選手がワールドシリーズではメジャーリーグ史上初めての逆転サヨナラ満塁ホームランで、ドジャースが6対3で劇的勝利。、白星スタートを切った。 この試合、大谷選手は5打数1安打1得点だった。 10月31日(日本時間)、ドジャースの3勝1敗で王手をかけた第5戦、第2戦で左肩の亜脱臼し負傷した大谷選手は1番・指名打者でスタメン出場。 0対5でヤンキースがリードして迎えた5回表、フリーマン選手らの連続タイムリーなどで、この回一挙に5点を奪い同点に追いつく。 6回裏、1点を勝ち越されたドジャースは、ラックス選手の犠牲フライで追いつくと、ベッツ選手の犠牲フライで7対6と勝ち越しに成功。 1点リードで迎えた9回裏、ラストバッターを空振り三振に抑え、7対6で勝利した。 ドジャースが通算成績を4勝1敗で4年ぶり8回目のワールドチャンピオンに輝いた。 この試合、大谷選手は4打数ノーヒット。メジャー7年目で初出場したワールドシリーズで悲願のワールドチャンピオンとなった。 大谷翔平選手 「最後まで一番長いシーズンを戦えたことを光栄に思いますし、このチームに来て1年目でこういう結果に立ち会えてすごく光栄だなと思います」 (Q.真美子さんやデコピンへの思いは?) 「もう本当に感謝しかないですね、本当にこれだけ長いシーズンを支えてもらったっていうのは感謝していますし、来年以降も頑張っていきたいなと思っています」
■36年ぶりの優勝パレード「ロサンゼルスおめでとう みんなありがとう」
11月2日(日本時間)、ドジャースの本拠地・ロサンゼルスでワールドチャンピオンを祝うパレードが行われた。 選手や家族らを乗せた2階建てのバスは、ファンの祝福を受けながらロサンゼルス中心部をパレードした。 大谷選手は妻の真美子さんや愛犬のデコピンとともにパレードに参加し、沿道の声援に笑顔で応えていた。 大谷翔平選手 「僕にとって特別な瞬間です。チームの一員としてこの場にいることができてとても光栄です。ロサンゼルスおめでとう。みんなありがとう」 最後までロサンゼルスを熱狂させたドジャース。 来シーズンの開幕戦は日本でおこなわれ、鈴木誠也、今永昇太が所属するカブスと対決します。
テレビ朝日