トワイライトエクスプレス京都へ 博物館に移送・搬入
1989年から運行され今年3月にラストランを終えたJRの豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両が16日、京都府京都市の梅小路蒸気機関車館から京都鉄道博物館敷地内に搬入された。この車両は来年開業する京都鉄道博物館で展示される。
展望スイートルームがあるA個室車を搬入
今回搬入されたのは、展望スイートルームがあるA個室車(1号車)1両。きれいに塗装された車両が、同日午前9時に梅小路博物館からけん引車やクレーン車などを使って移設された。 同特急は1989年7月21日から運用開始。3月12日に定期運転を終了した。終了前にはチケットを取るのも困難な状況になり、ラストランの時は沿線で多くのファンがカメラを構える姿も見られるなどした。
見物人「なにがあったの? え、トワイライト?」
近所の人たちも集まる報道陣を見て「なにがあったの?」心配そうに見つめる光景も。搬入のことを聞くと「ええ、あの特急がここにくるの」と驚く人も多かった。 同市内に住む60代の女性は「いま孫にも見せた。まさかここで会えるなんてという感じでうれしい」などと話していた。 今回搬入された車両は、来春開館予定の同博物館で公開される。