「成功体験を積んで」被災地の野球教室に夢追う親子…角中選手ら“地元出身”プロ直々に指導
■ロッテ 角中選手「石川出身で被災地を思わない選手はいない」 12月28日、野球教室当日。次々と控え室に集まる現役のプロ選手たち。 ロッテ 角中勝也 外野手 「試合前の練習とかはしょっちゅうこのグローブで練習していました。石川出身で(被災地に対し)思っていない選手はいないと思う」 水本弦さん 「雰囲気ですか?もうすでに良い感じ。盛り上がりそう」 次男の統君は、持ち前の積極的な性格で楽天の島内選手に“ホームランの打ち方”を聞きます。 楽天 島内宏明 外野手 「ホームラン打ちたいよね、やっぱり」「手の力より、下の力で打ってあげると力強い打球が飛んでいく。バットを遅らせるイメージ」 ロッテ・角中選手を前に長男の彪君は、少し緊張気味。 ロッテ 角中勝也 外野手 「毎日何回くらいバット振る?」「100以上は」 「300振ろうか?最低な。ピッチャーとかそんなにイメージしなくてもいいからとりあえず速く、速い強いスイングをする」 彪君 「めっちゃわかりやすかった」 憧れのプロの技術に食い入るような眼差しを向ける兄弟。 ■「成功体験積んで」“第一線”で活躍するプロ選手から得るもの 最後はストラックアウトでガチンコ対決。羽咋クラブの代表は彪さん。角中選手を対戦相手に指名します。 「俺なら勝てると思たんやろ(笑)」 持ち球は5球…夢の対決、辻田君は2枚抜きました! ロッテ 角中勝也 外野手 「まあ5枚くらいけるでしょう~」 「8番と7番!」→3番6番の2枚抜き 「真ん中5番!」→宣言通り5番を抜く 角中選手の勝ちです。 ありがとう!と言って、2人は握手を交わしました。 水本弦さん 「不安もたくさんあったけど、ストラックアウト含めて子どもたちもすごく喜んでいた。成功体験をたくさん積んでほしい。それが野球であってくれればなお良いと個人的に思う」 ロッテ 角中勝也 外野手 「逆に自分たちが力をもらったような感じ。(被災して)それどころじゃないという気持ちもわかるけど、野球が好きなら合間をぬってでもバットを振って頑張ってほしい」 Q これから毎日300回素振りする? 彪君 「はい!自分のなりたい目標だからそれに向かってしっかりやりたい」 Q 今後の指導は? 父・翼さん 「もうちょっとビシバシやろうかな」 Qビシバシいくけど大丈夫? 統君「・・・(苦笑い)」 憧れの選手たちとの1日。夢に向って突き進む子どもたちの胸に、しっかりと刻まれたようです。
北陸放送