パリオリンピックのバドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽選手が地元の秋田県八郎潟町で凱旋パレードを行いました。人口５０００人余りの小さな町は大きな歓声に包まれました。 午前９時半八郎潟町の一日市（ひといち）商店街の沿道に集まったのは約２０００人。志田選手は真っ白なオープンカーに乗ってやってきました。パリ五輪で獲得した銅メダルをひっさげて凱旋パレードです。地元とあって顔なじみの人を見つける場面もありました。沿道に手を振りながら約２ｋｍの道のりを笑顔で進んでいきます。ひときわ大きな声援に包まれてパレードの終点八郎潟中学校に到着。小中学生や地元の人たちにメダル獲得の報告をしました。八郎潟町に３６年ぶりに誕生したメダリストは、持ち前の笑顔で町を元気にしました。 町民の祝福を受けた志田選手は午後に県庁で県民栄誉章の顕彰式に出席しました。県民栄誉章はこれまで１９の個人、４つの団体に贈られています。佐竹知事は「後輩に夢を持ち挑戦することの大切さを教えてほしい。次の舞台に向けて活躍されることを期待している」と式辞を述べました。 志田選手は１２月に開かれる年間王者を決める国際大会「ツアーファイナルズ」の出場権を取るのが次の目標だと話しました。