打ちっぱなしの「連打」では一生ゴルフが上手くならない…クラブ必要なし、お金もかからない自分に合った自然なスイングの身につけ方
自然な動きでトップができる
前傾して体を平行に動かすことができたら、また次のステップです。 今度はアドレスを構えて前傾したら、両腕を脱力してダラーンと下ろします。両腕を左右に振りながら、背中を軸に回転する動きを加えます。 そうすると、腕が自然とテイクバックの位置にいくので、ここで手を合わせて構えてください。クラブを持ったときのトップの位置になります。自然な動きから生まれる、これこそが自分の体にとっての「キング・オブ・トップ」です。 理想のトップの位置を説明するときに、「テイクバックをグーっと上げて、しっくりくるところから切り返す」みたいな表現がありますが、「しっくりくるところ」は、人によってさまざまです。 感覚的なものになってしまうと、調子に左右されるので、再現性は高くなりません。しかし、ここで紹介したように、自分で体を回して、揺すって、自然に右手を合わせて上げたところならば、いつでも同じことができます。 どのクラブを扱うときにも共通する動き、基礎となる体の使い方を覚えてゴルフ上達の最初の一歩にしましょう。 文/堀川 未来夢 サムネイル画像/shutterstock
---------- 堀川未来夢(ほりかわ みくむ) 1992年12月16日生まれ。神奈川県出身。4歳からゴルフを始める。中学時代はソフトテニス部に所属し、市の大会で優勝も経験。高校からゴルフを再開し、名門・日本大学に進学して腕を磨き、2014年にプロ転向。15年にツアー外競技のマッチプレーで石川遼を破って注目され、同年に初シードを獲得。19年には「日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」を制し、ツアー初優勝を飾る。21年「カシオワールドオープン」で2勝目、22年「日本プロゴルフ選手権大会」で3勝目。高校時から「球を打つ練習」はできる限り控えて「再現性」を高める練習にこだわってきた。「練習のための練習」は行わないことがポリシー。自身のYouTubeチャンネル「堀川未来夢チャンネル」登録者数35万人(2024年5月現在)を超える人気を集める。 ----------
堀川未来夢