ギリシャの元ロイヤルファミリー、市民権を獲得する 王制廃止から50年後に実現
報道によると彼らは市民権と共に姓も獲得。これから「De Grece(フランス語で“ギリシャの”の意)」と名乗る。1994年の法律では「グルックスブルグ」という姓を付与されていたが、皇太子らは拒否していた。ドイツ人の祖先との結びつきを強調し、自分たちの持つギリシャ人としての正統性を失わせているというのがその理由だった。一部の政治家はこの新たな姓が「普通の姓ではなく、称号に見える」として反対しているが、彼らも市民権の付与については賛成。「歴史的な懸念が解決しつつある」と同紙にコメントしている。 (写真は左からパウロス皇太子、マリー・シャンタル皇太子妃、コンスタンティノス=アレクシオス王子、マリア=オリンピア王女)